ぶっきらぼうで大味なフロウにチンピラ感満載のいかにも南部野郎なラップが最高なメンフィスの売れっ子トラッパー、ヤングドルフさん。この人の事はずっと好きで出る作品は必ず聴いてるんですけど今作も大変素晴らしく何度も聴いた。客演にGucci Maneを迎えた銀河系トラップなM5, That’s How I Feel、これまた宇宙感あるZaytoven作のM8, I Pray For My Enemiesあたりがハイライト。
XO Tour Llif3 がスマッシュヒットしたみんな大好きリルウジさんのデビューアルバム。今更特に語ることもないんですけど個人的にはXO〜よりM1, Two®の方がツボでした。オートチューンばりばりかかったマンブルラップが完全に今の気分だし、クラブで聴くのもこの辺のエモラップが今は一番楽しいです。
5. Trippie Redd - A Love Letter to You
Lil Uzi同様、これまたエモラップを得意とするオハイオ出身の弱冠18歳の若手ラッパー/シンガーのミックステープ。このテープに関しては全曲”エモーショナル”の一言に尽きるので人生に疲れてる人とかに聴いてもらいたいです。M2, Rack City Love Scars 2、DP BeatsプロデュースのM11, Limitless辺りがお気に入り。
その他よく聴いたアルバム(順不同)
•Madchild - The Darkest Hour •Roc Marciano - Rosebudd's Revenge •Mozzy - 1 Up Top Ahk •Mayhem Lauren & DJ Muggs - Gems From The Equinox •Lil Tracy - Tracy's Manga
去年の夏はGUTSの音源や南国音源をヒップホップ感覚でつなぐMIX ばかり聞いてましたね。元々仏のヒップホップグループAliance Ethnikに居た人で、00年からスペインのイビサに移り、同じくイビサに居を移したNightmare On Waxに共鳴するチルなビーチビートを作り続けていました。去年のアルバムは楽器のレイヤーがとても気持ち良く、琴の音が美しいRest Of My LifeがTaste Of HoneyのSUKIYAKIを彷彿させて素晴らしかったです。彼のレーベルコンピも数枚出てるので、今度聞いてみようと思います。
ここ数年のブギー調な曲をいち早くオランダで取り入れていたPomrad。待望の1stアルバムは、ヤマハのデジタルシンセDX-7のようなオールドシンセ音を効かしまくったトラップから四つ打ちまで、パワフルに聞かせてくれます!個人的にはビートボックスとベースラインの始まり方がサイコーな四つ打ち曲のOut Like A Lightがお気に入り。ライブも迫力ありそうなので、来日して欲しいですね!