2012年7月21日土曜日

CASPERR ACE メールインタビュー。

今回は7/25に発売されるxENTRYx(エキセントリクス)MAXIRIES
二枚のアルバムに参加している、CASPERR ACE君にメールインタビューを敢行。






Q1 自己紹介をお願いします。
あ、どーも。
xENTRYxナンバー18番、CASPERR ACEです。
主にラップ担当ですね。

Q2 ラップを始めたキッカケは。
それは話すと長~くなりますよ。
……はしょって?
うーん、はしょるのも難しいな。
ざっくり言うと、外国の詩の韻を踏むスタイルに興味があったんすね、中学くらいから。
で、高校くらいで、ラップでは日本語でもライム、つまり韻を踏んでいると知って 、
それを知ってからはすぐにリリック書きましたよ。先生の悪口とか、
同級生をいじる内容で。
当時自身でやっていた「ハラペコ・マザーファッカー」という番組で、
かける曲にも少し困り始めていた時期でもあったから、
収録前に書いて、曲をかける代わりに自分のラップを入れてましたね。
当時はインストのレコードも、ましてやオリジナル・トラックもなかったんで
ノーティとかランDMCとか家にあったCDに乗せてラップしてた。
普通にラップ入ってる曲の上でね。笑
高校出てすぐにCOBA5000を筆頭にZAG SYSTEMや本田Qと出会って、
現場でやるようになったのはそれからですね。

Q3 今回リリースされる二枚のアルバムの違い、聞き所を教えて下さい。
こういう時のためのキャッチコピーかな?
MAXIRIESのThe Ascensionは「フィール ア ニュー フィールド」
xENTRYxのThe Boommentは「ユーモア フォー ユー モア」
なんですけど、かなり端的についてると思いますよ。
言い得て妙。

Q4 両アルバムのプロデューサーについて教えて下さい。
プロデューサーっていうのは、トラックメイカーと解釈していいのかな?
本来の意味で言うと、The Ascensionの方はBunichi Mutaで
The BoommentはxENTRYxがプロデューサーだと思うんだけど。
トラックメイカーと解釈してお話しましょうか。
The Ascensionは俺はラップで参加した曲でしか関わってないんだけど、
あれはそれこそ全曲MAXIRIESトラックだよ。
その核となるBunichi MutaとHibiki Kobayashiのタッグは、
身内ながら、まぁ~ぁ間違いないわ。
俺は10年くらい前にその二人が初めて共作した瞬間に居合わせたけど
(もっと言えばそのトラックにラップを乗せたけど)
その時からずば抜けた感覚を、うまく形にしていましたね。
The Boommentは、基本的にはBunichi MutaとMOSSCOHIBAが中心。
MOSSCOHIBAってのはCOBA5000でありHibiki Kobayashiのことね。
ほんっと面倒くさいよね、名義。笑

あとは普段から交友がある上で、トラックメイカーとしてとてもリスペクト
している人達からも提供してもらいました。
具体的にはONELAW, Immo Rota,TooSon, JZAですね。
ONELAWのサウンド、Immo Rotaの恐ろしさすら感じる音の積み木遊び、
TooSonの完成度の高い独特のカラー、JZAの思い切りのよさ。
みんな固有のオリジナリティをバッチリ出してきてくれました。

Q5 両アルバムの客演の方々について。
The Ascensionの方はね、あんま俺がべらべら喋るもんでもないから
The Boommentのお話をしましょうか。
いわゆる客演という形では、ばさら=プロだけなんだけど
実際は望、千映見、本田Q、彩那、も参加してくれてるんだ。
望は俺のソロのライブDJをお願いした時からのマイメン!
「開演~ENTRY from x to x」でスクラッチを入れてくれました。
最近ではxENTRYxのライブDJもやってもらってます。
テクニックはもちろんだけど、DJとしてすげぇ存在感を感じるんですよね。
本人は「オラァ~」って感じでは全然ないのにね。
今回は、とてもじゃないけど良いとは言えない環境の中で、サクッとやってくれました。
さすがです。天才ですがな。

千映見は「色香にこけろ」で声を入れてくれました。
彼女はマルチ・アーティストで、最近はオートハープを弾きながら歌ってます。
彼女の歌のショウを何度か見たり、プライベートでオリジナルの音源も何曲か聴かせてもらっていました。
今回「色香にこけろ」は彼女に頼むしかないな、と最初っから思って
こっちのイメージを簡っ単に伝えて投げたら、本っ当にすぐに「出来たよ」って感じで。
聴いたらおったまげましたね。天才ですわ。

本田Qは「奇声」で参加してくれました。奇声をあげてくれたり、
色んなことをやっています。
この「奇声」という曲自体が望とライブでやりながら、
だんだんと展開が出来上がった曲で。
その展開をMOSSCOHIBAが嫌な顔ひとつせず、注文以上の形に仕立ててくれたんですよ。
で、Qちゃんはよくライブの時から奇声をあげてくれていたんですね。
あと以前から俺の音源作品でQちゃんがかぶせるってのはやっていて、
ひとつのスタイルになりつつあるんだけど、
今回もやってもらいましたね。変態です。

彩那ちゃん(いおなちゃん)は「ぬりえ」で唄を入れてくれたんだ。
ドラグマールの姪なんだけど、すげぇかわいいよ!
彼女の声はStudio Ghostで録ったんだけど、プロだった。
「彩那ちゃん、スタンバイどぉ?唄ってみる?」
「うーん…、もうちょっとしてから」
とか言って、べらべら喋り出して。
しばらくしたら
「じゃ、やろっかな。」
って言って一発オッケー!
天才でっしゃろ?

ばさら=プロは「Le Tour de Balance」って曲で参加。
この曲はトラックも彼。
そう、Immo Rotaとはばさら=プロのこと。
SSWSとかHISA君の2on2のバトルとか出てたんだよね。
実はすげぇ長いつき合いで、俺は音楽以外のことでもかなりコアにつき合ってるよ。
表現者としてかなりおもしろい。
彼もまたマルチ・アーティストなんだけど、
特にヤツのトラックには恐ろしさすら感じるよ。
ちなみにMAXIRIESの方にもラップで参加してるよね。
今回MAXIRIESとxENTRYxのメンバー以外で2枚にまたがって参加した唯一の人物でもある。天才じゃけんのぉ~。

Q6 最近のオススメ音源は?(複数回答可)
このアルバム以外で?
CHIYORIの2ndアルバムの「Fantasia」って曲。
MONJUの16flipがトラックで、仙人掌もラップで参加してるんだけど、マージ大好き。
CHIYORIの詩、メロディ、コーラス……この曲もっともっと陽の目浴びなきゃ!!
俺は相当聴いてるよ。
あとはね、DONNY HATHAWAYのライブ盤とか聴いてます。
Jelous Guyとか大好き。原曲より好きだな。
これ以上言い出すとキリがないから、今回はこの辺で。

Q7 最後に一言(告知などでもOK)
長~らくお待たせしました。
ごめんね、今まで!
とにかくアルバム2枚、運の良い人はさらに特典もゲットすると思うんだけど、
そうするとトータル35曲?
うん、35曲一挙に投下 on the universe!!
そんで、このアルバムの興奮冷めやらぬ間に、俺達は次のプロジェクトに取り掛かるんで、
もし今回のアルバムを聴いておもしろいと思ってくれたら、俺達STIQ連中をチェックしといてください。

あと、exWAQWADOMの面々、みんな動いてますからね。
本田Qは去年「くしゃみ」というアルバムをドロップしてるよ。
KILLah BEENもそれはそれはヤッバいソロ・アルバムを製作中!!
WAQWADOMアトラクション、じゃんじゃんギアを上げにかかってます。
みんなも、
「生きている」
それ自体がアートです。
意識しているにしろ、していないにしろ、みんなが自己表現をしています。
そしてそれはこの宇宙を彩っています。
みんなの存在の分だけ、この宇宙をおもしろいものにしましょう。
じゃ、また。
ピース。

チャンネルはあのままで
なにかが起こる今日に


1anの追記;こちらの動画にもxENTRYxのライブ映像が挿入されてます。
 

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